BCP(事業継続計画)の支援は当事業所で最もご依頼の多いテーマとなっています。BCPは10年以上前から各省庁が主導して策定を進めておりますが、近年の自然災害の発生、コロナ禍やサイバーセキュリティへの注目が高まったことで、事業者さまが主体となってBCPの策定に着手するケースが見られるようになってきました。
BCP策定は難しいか
BCPは数日でできるものから、じっくりと数か月かけて作成するものまでレベル感に幅があります。経済産業省で進めている事業継続力強化計画であれば、比較的少ない時間で策定が可能です。
少ない時間で作成したものでも、自社の災害に対する備えを検討したという意味で、十二分の効果があります。よくあるパターンとしては、それをベースにより実効性をたかめるBCPにブラッシュアップをしていくというやり方があります。
支援の内容
当事業所による支援としては、事業継続力強化計画から、オリジナルのBCPひな型を用いた策定の支援などを行っています。
また、厚生労働省が扱っている病院や薬局を対象としたBCPも運用されており、経済産業省系のBCPとは異なった視点での策定が必要です。当事業所では厚生労働省系のBCP策定支援も対応しています。
BCP策定研修
BCPの策定に取り組む事業者の方々を主な対象にBCP策定研修を実施しています。
災害による様々なリスクや災害時に備えて準備することの重要性を理解し、BCP策定運用指針に沿ったBCP策定の手法を学び、自社のBCP策定のために必要な基礎知識を習得します。以下に標準的な研修コースをご案内します。自治体様や各種支援機関様が主催されるセミナーとしても数多くの実績を積んだ内容となっています。
また、これ以外にも受講者のニーズを踏まえたオリジナルのカリキュラムをご用意しますので、遠慮なくご相談ください。
半日コース(所要時間の目安:2~3時間)
入門編のBCPの策定を行います。作成したBCPを参加者の間で共有し、新たな発見や気づきを得て、事業継続の学びを深めます。
(1)BCPのための自社の分析
(2)災害を想定したリスクの特定
(3)事前対策の検討
(4)災害発生時の行動の想定
1日コース(所要時間の目安:6時間)
BCPの考え方の基本となるリスクマネジメントの要点を理解した上で、入門編のBCPの作成を行います。
1.リスクマネジメントとは
(1)リスクの種類と予見
(2)リスクの分析と評価
(3)組織的な体制の構築
(4)緊急時に備えたBCPの重要性
2.リスク分析手法
(1)BCPのための自社の分析
(2)災害を想定したリスクの特定
(3)事前対策の検討
(4)災害発生時の行動の想定
(5)社内でのBCPの浸透
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